アイヌ政策推進会議の報告が3月にも出される予定になっています。
その内容は、アイヌ民族に対する植民地支配の歴史的責任を否定した上で、「先住民族の権利に関する国連宣言」に基づく権利回復は切り離されています。すでに昨年3月には、国連人種差別撤廃員会がその作業内容を審査して懸念を表明し、先住民族国連宣言に基づく権利回復を協議すら新たな作業部会を設置することや、もっとアイヌの代表を増大させることなどを日本政府に勧告しました。この勧告の内容は、まさに私たちが署名で求めた2項目と同じ内容です。
しかし、政府はその勧告を無視しており、このままでは3月の報告書の発表で、政府・議員・マスコミなどは「アイヌの権利の見直しは終わった」とのキャンペーンがはられ、権利回復は数10年後へ・・・となりかねません。
そこで私達は、下記のように政府と国会議員に対して、国連人種差別撤廃委員会の勧告を実現すること、先住民族国連宣言に基づくアイヌ民族の権利回復・審議会の設置を要求して要請を行うことになりました!
●要請団体:旭川アイヌ協議会(会長 川村シンリツ・エオリパック・アイヌ)、アイヌ・ウタリ連絡会(代表 宇梶 静江)、東京アイヌ協会(会長 星野 工)、ペウレ・ウタリの会(会長 石川 洋子)、レラの会(会長 石原 修)、原住、アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会(代表 石井ポンペ)、アイヌ民族有志、国連人種差別撤廃委員会の勧告を実現!実行委員会〈呼びかけ人・団体〉 旭川アイヌ協議会 アイヌ・ラマット実行委員会 おんな組いのち 小笠原信之(ジャーナリスト) 金澤 壽(全労協 議長) 金 時鐘(詩人) 佐高 信(週刊金曜日編集人) 辛 淑玉(人材育成コンサルタント) 田中優子(週刊金曜日編集人) 谷口 滋(元東京都同和教育研究協議会会長) 中山千夏(作家) 朴 慶南(エッセイスト) 丸山未来子(おんな組いのち 事務局)
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