2010年4月4日日曜日

「先住民族アイヌからのメッセージーアイヌモシリと首都圏を結んで2」に1300人が参加!

参加者が引き込まれた多彩な内容の舞台!アイヌ民族と満席の会場が一体に!
6・6「先住民族アイヌからのメッセージーアイヌモシリと首都圏を結んでPART2」


プレイベントの5月26日~28日「アイヌ文化パネル・工芸品展(会場足立区役所アトリウム)」には900人、6月6日のカムイノミには150人の見学者がり、そして同日夜のアイヌ古式舞踊公演には250人が参加。延べ1300人の人々がアイヌ文化に直接触れ、その声に耳を傾けてくれました。下記のように内容も充実して大成功でした!
カムイノミ

カムイノミは千住新橋右岸「虹の広場」を会場として、川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんが祭司をつとめ、公演の成功やアイヌ民族の未来への願いを感謝の気持ちで祈りました。アイヌの女性達による先祖へのイアレ(慰霊)も行いました。



アイヌ古式舞踊公演(生涯学習センター・講堂)
感動の“飛び入り”!!

今回は石井ポンペさん(原住、アイヌ民族の権利を取り戻すウコチャランケの会・代表)のポンコリ演奏や、朴慶南さん(エッセイスト)の呼びかけで桶川市のいなほ保育園園児たちが、自分でアイヌ文様を刺繍した衣装で“飛び入り”参加。弓の舞や剣の舞を披露してくれました。彼らが舞台を力強く踏みしめ、跳ね、弓を振る見事な踊りに観客席は驚き、優しい気持ちと関心が一気に引き出され、その後の川村さんの先住民族アイヌの歴史や権利回復を訴える講演やパネルディスカッションへの関心も高まりました。


アイヌの精神を伝えたパネルディスカッション

司会の中山千夏さんの問いによって、5人のパネラーの心が語られ(石井ポンペさんも参加)、先住民族アイヌの歴史や現状、そして自分達を取り巻く被差別体験が語られ、将来の世代がアイヌとして誇りを持って生きていけること、すべてのアイヌの声が反映される権利回復が訴えられました。また、そのための先住民族アイヌの権利回復を求める署名の取り組みへの支持や日頃アイヌとして誇りを持って生き活動していることへの確信などが語られました。



そうした舞台の雰囲気と、観客席も空席が1席もなく、パイプ椅子や場外から見学する人たちもいて、公演の内容の豊かさがいっそう濃密なものとして伝わりました。最後に観客席も一緒にイオマンテウポポを踊り、「ケウトム ピリカ(美しい心) ウタラ(仲間は) アン テケ アンパロ(手をつなごう)」の公演テーマ通りに固く手をつないで終了しました。本当に出演者・スタッフ、またこの公演の推薦人・実行委員会のみなさんの協力が相乗的に公演を盛り上げてくれました。












「ケウトム ピリカ(美しい心で) ウタラ(仲間は) アン テケ アンパロ(手をつなごう)」で大成功!!

また、今回は旭川チカップニアイヌ民族保存会と首都圏のアイヌ民族が相互に応援しながら歌舞に取り組み、「お互いの事が良く分かって、絆ができた気がする」との感想が双方からだされました。





感謝!!!です。