文化庁長官 近藤 誠一 様
文部科学大臣 平野 博文 様
北海道知事 高橋はるみ 様
先住民族アイヌの権利回復が最大のピンチを迎え、また朝鮮学校の無償化からの排除、沖縄民衆の意思を蹂躙する米軍新基地建設の動向など、日本政府自らが先住民族・マイノリティーの権利はく奪をけん引する深刻な事態が進行しています。こうした事態に対して、私達は「国連人種差別撤廃委員会の勧告を実現!」を掲げて2月19日に集会を開催し、アイヌ・「在日」・沖縄、そして日本の民衆が日本の根っこの問題として繋がり声をあげてきました。
そうした中で、日本人・日本社会の民族排外主義の根幹にある単一民族国家観(皇国史観)を克服するために、日本近代を見つめなおし先住民族・マイノリティーの共通の困難と差異に関する認識を深めることの大切さを実感しています。先住民族の権利回復の中心は、「特に生得の権利である土地と資源、そして領域」の回復です。台湾・朝鮮・中国等への植民地支配は認識しながら、先住民族アイヌの権利回復に無関心な日本人・日本社会のありようは、単一民族国家観(皇民化)の根深さを如実に表しています。また、そのことがアジアへの植民地支配・同化政策への日本人の無責任さを支え強めています。私達は近代天皇制国家のアイヌ・アジアに対する植民地支配・同化政策の徹底した歴史的責任の追及の中で自らの歴史を取り戻し、それを克服することが求められています。4月3日には、そうした問題意識をもちつつ森原秀樹さん(反差別国際運動(IMADR)・前事務局長、アムネスティ・インターナショナル日本元スタッフ)と宇佐照代さん(レラの会)を迎え、「世界から見た日本」をテーマに講演集会を開催したいと思います。ぜひ、ご参加ください!!アイヌの歌舞、トンコリ演奏も予定しています。

先住民族アイヌの権利回復署名は,皆さまのご協力で720団体・22000筆が集約されています。アイヌの権利回復に、このように広範や労働組合・市民団体の連帯の意志が結集したのはおそらく初めてのことだと思います。みなさまに心から感謝いたします。
川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんのアイヌの歴史と自身が体験してきたアイヌの実状を伝える話は大変説得力があり、来場者のこころを揺さぶった。筆者自身もこれまで本から得た知識とはまったく違う世界があるのに改めて気づかされた。若い来場者は、自分が
知らないアイヌの実状を知って、言葉をふるわしながら「このような機会をもっとつくってほしい」と訴えた。
アイヌの存在を知っていても、これまでに本気で考えたことがある人は少ない。この日「大久保でアイヌ文化を」に参加した一般の方がそれぞれの地域に持ち帰ってアイヌの実情を伝えてくれることを期待したい。
江原 幸壱(共住懇)